コミュニティビジネス起業のためのステップ1
地域の「課題」や「資源」を発見する
「よし、コミュニティビジネス(CB)にチャレンジしてみよう!」そう思った方は、地域の中にある困りごとや、あったらいいなと思うことを、試みにすべてリストアップしてみてください。「一人暮らしの高齢者の孤独を解消したい」「子育て中のママをサポートして負担を軽減してあげたい」等々、解決すべき課題があって初めてCBは成り立つからです。
同時に、課題の解決に利用できそうな地域の「資源」もリストアップしてみてください。後述しますが、CBではこうした資源の活用が非常に重要になってくるからです。ここでの「資源」とは、観光名所や伝統文化、特産品のことだけではありません。身近に存在する「ヒト・モノ・金・情報」にあてはまるすべてが大切な資源になり得ます。たとえば、これまではただうるさいと思っていた隣人の弾くギターも、地域の交流会やマルシェなどで大活躍する貴重な人材資源になるかもしれません。
課題と資源を発見するために、実際に地域を歩いて現地調査したり、住民の話を聞いたり、地域の成り立ちに関わる文献を調べたり、インターネットを使ったアンケートや、SNS上にある情報を閲覧したりするなど、マーケティング活動も有効です。