「プラットフォーム」フル活用術10

「A4のペーパー1枚」で参加者の主体性・自発性を高める仕組み

 内発的動機に由来する参加者たちの主体性や自発性を誘発し、プラットフォームの中で効果的に循環させるためには、思いや情熱だけではなく然るべき「仕組み」作りも大切です。

 たとえばA4サイズの簡単な企画書1枚で、プラットフォーム内の3人以上のメンバーが賛同したら、その企画書を事業化するための「事業部」を作っていいというルールにしてみてはいかがでしょうか?ただし、ビジネスとして成立しやすくするために、事業性に重点を置いた企画をなるべく尊重し、ボランタリーなものは却下するなど明確な線引きを併せて行います。

 これならば安易な方法で起案できるので、プレイヤー役の参加者の主体性・自発性がより発揮されやすい環境が整います。やがて複数の事業部ができることによって、多くのサポーター役の方々が「選ぶ」というやり方で主体性・自発性を発揮する状況も作れます。企画の賛同を得られるかどうかによって起案者のプラットフォーム内での協力関係の有無や濃淡もはっきりしますので、起案者は必要に応じてプラットフォーム内での「面」作りに改めて取り組みなおすきっかけを得られます。たった1枚のペーパーを使ったシンプルな仕組みで、あなたの所属するプラットフォームのインキュベーション(起業支援)機能が飛躍的にアップすることでしょう。

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