「プラットフォーム」フル活用術9
「これが足りない!」のシェアで他のメンバーの内発的動機も高まる
内発的動機は、いつでも「自分のため」だけの目的に向かうわけではありません。反対に「他の誰かのため」を目指して強く湧き上がることもあります。
あなたの「やりたい」をどんどん発信して、と前述しました。その際に「これができます」「あれができます」だけではなく、あなたの理念やミッションとセットで「これが不得意です」「これが足りません」という形での情報発信も心掛けてみてください。喜んで応援しようと、周囲からサポートの手が差し伸べられるはずです。たとえば、活動は素晴らしいけれど数字のことが苦手な団体であれば、専門家や数字が得意な人が決算の手伝いをしようと申し出てきてくれたりします。多くのサポーター役から、ちょっとした労力やアイデアやお金が数多く寄せられることもあります。
何が起こっているのでしょうか?あなたの思いや事業への共感が、周囲の協力者の内発的動機を掻き立てているのです。言い方を変えるなら、あなたが一時的に「助けられる側」に回ることによって、周囲の人々にもある種の「公益」を実現する小さなチャンスを与えることができるのです。
あなたの内発的動機の熱を、プラットフォーム内の周囲の参加者たちにも上手に伝えてあげてください。