男性の参加者たちをアシストする「三種の神器」
CBセミナーを開催すると、たくさんの男性の参加者たちから、プラットフォームで活動を始めるにあたって次の「3つのもの」を用意して欲しいというリクエストが届きます。1「仲間」、2「名刺」、3「自宅以外の通う場所」です。長く組織に所属して働いてきた男性たちならではの望みと言えるでしょう。これまででは寝に帰っていただけの地域社会で、自分たちのCBに関わってくれそうな仲間をすぐに見つけることは容易ではありません。これでは事業を発展させるための「面」作りなど夢のまた夢です。長く組織人としてやってきた人が、いきなり個人名で動くのは難しいものです。「組織的な背景や肩書を明示できる名刺があってくれたら……」そんなふうに思う気持ちも理解できます。職場への「通勤」によって仕事のスイッチを入れてきた長年の習慣のせいで自宅の外に気兼ねなく仕事に打ち込める空間を求める気持ちが起こってきたとしても何の不思議もありません。一体どうすればいいのでしょうか?
たとえば、プラットフォームを法人化し、コワーキングスペース兼事務所として使える拠点を用意して固定電話を引いてみることも一つの方法です。プラットフォーム主催のセミナーでCBをある程度理解した上で、会員になって会費を払えば拠点を利用でき、法人の名刺も使えるようにするのです。参加者たちにはセミナーで学ぶ過程で、地域の仲間もできます。拠点となる場所を借りるコストとリスクを参加者たちがフェアに負うことも、活動に対する意識と覚悟を明確にする上で大きな意味を持つでしょう。組織人としての長いキャリアを持った多くの男性たちにとって、この「三種の神器」の重要性は決して小さくありません。